剪除法/反転剪除法とは、脇の下にあるシワに沿って2~3センチだけ切開し、
皮下組織内の臭いと汗の原因を取り除く方法です。
※臭いと汗(わきが・多汗症)の原因を詳しく知りたい方は汗と臭いのメカニズムのページへ
剪除法/反転剪除法は、脇の下にある皮膚を
裏返し、担当する医師が直接自分の目で
確認しながら、丁寧に臭いと汗の原因となる
汗腺を取り除くためです。
一度除去した汗腺(アポクリン汗腺・
エクリン汗腺)は、二度と再生しないため、
再発の心配はありません。
※ただし、臭いの原因となるアポクリン汗腺は、
思春期に急激に発達・増加します。
そのため、思春期に治療を受けたあとに、新たに汗腺が発達したことによる再発事例も少数ではありますが
起こりうります。その他、術者が汗腺を取り残してしまったことが原因で起こる、再発の可能性もあります。
他院でわきが・多汗症の治療を行い、再発してしまったという方は、
汗と匂いの原因である汗腺の取り残しが大きな原因であると思われます。
当サイトでは、他院修正も積極的に行なっているクリニックばかりを
ご紹介しているため、安心してご相談ください。
誰もが気にする傷跡ですが、脇の下のシワに
沿って2~3センチだけの切開のため、
術後は1本のシワとなり、ほとんど目立ちません。
イラストにあるように、臭いの原因である
アポクリン汗腺は、毛と一体化しています。
アポクリン汗腺を取り除く場合は、
毛根と同時に取り除くため、永久脱毛の効果が
あります。
一度取り除かれた毛根は、汗腺と同じく
再生しないため、永久脱毛を実現します。
たった1日で永久脱毛を実現したいという
理由で、剪除法/反転剪除法を
ご希望になる方も中にはいらっしゃいます。
腋毛(脇の毛)は、雑菌を繁殖させる原因となります。
剪除法/反転剪除法によって脇の毛を全て取り除くことにより、
さらに臭いを抑える効果を発揮しています。
術後の回復を早めるため、患部を4~7日程度圧迫します。
これによって、術後の回復を効果的に早めています。
剪除法/反転剪除法は、各クリニックが独自の名称をつけている場合がほとんどです。
ただし、「剪除法(せんじょほう)」か「反転剪除法(はんてんせんじょほう)」と
言われれば、この業界に精通している方であればほとんど通じるため、
術式の名称が分からない場合でも心配ありません。