※臭いと汗(わきが・多汗症)の原因を詳しく知りたい方は汗と臭いのメカニズムのページへ
ローラー法とは、シェービング法・ローラーシェービング法・イナバ式シェービング・
イナバ式など、様々な名称で呼ばれています。
これは、効率よく皮下組織内の臭いと汗の原因となる汗腺を取り除く、
専用の機械を用いて施術を行う方法です。
傷口が小さく、術後の回復が剪除法/反転剪除法よりも早いのが特徴です。
剪除法/反転剪除法は、医師が自分の目で臭いと汗のもととなる汗腺を
確認しながら取り除いていきます。
それに対してローラー法は特殊な器具で、汗腺を取り除いていきます。
まずは脇の下を1センチ~ 2センチ程度カットします。 その後、専門の特殊な器具を 挿入します。 |
臭いの元となる汗腺をくまなく 取り除きます。 取り残しがないよう、 表皮をローラーで押さえます。 |
機械の先端部にはカミソリ状の 刃がついており、器具を 動かすことによって臭いと 汗の原因を取り除いていきます。 |
剪除法/反転剪除法の場合、脇の皮膚を
裏返す必要があるため2~3cmの切開を
必要としますが、ローラー法の場合は、
特殊な器具の先端を入れるだけのため、
切開部分は非常に小さなものとなります。
そのため、傷跡になることは極めて稀です。
剪除法/反転剪除法と同様に、臭いの原因で
あるアポクリン汗腺は毛と一体化しているため、
アポクリン汗腺を取り除く場合は、脱毛効果も
期待できます。
腋毛(脇の毛)は、雑菌を繁殖させる原因となります。
ローラー法/シェービング法によって脇の毛を軽減させることにより、
さらに臭いを抑える効果を発揮しています。
術後の回復を早めるため、患部を2~3日程度圧迫します。
これによって、術後の回復を効果的に早めています。