※臭いと汗(わきが・多汗症)の原因を詳しく知りたい方は汗と臭いのメカニズムのページへ
わきが・多汗症手術の大切な3大要素
- 臭いと汗の原因をくまなく取り除き、完治を目指す
- 術後の傷跡を目立たなくさせる
- 術後の負担を極力抑え、術後管理が簡単である
※超音波法は術後の傷跡と、術後の回復に関しては剪除法/反転剪除法や
ローラー法/シェービング法と比べて劇的に効果は高い。
上記の理由から、一時は大変流行した術式ではありましたが、
剪除法/反転剪除法やローラー法/シェービング法と比べて、
臭いを取り除く効果は著しく下がるため、現在ではあまり採用されていません。
- 術者の技術によって、臭いや汗の原因を取り除くことが
不十分になることがある
(術者の技術によっては、再発することがある)
超音波メスを利用した治療方法
超音波メスとは、20kHzの周波数で前後に
振動させる特殊器具のこと。
超音波メスの先端部に取り付けられた
ハンドピースが前後に振動し、
臭いと汗の原因となるアポクリン汗腺と
エクリン汗腺をその衝撃によって破壊します。
破壊された汗腺を吸引する
超音波メスによって破壊された汗腺は、
吸引器具によって吸引されます。
超音波メスは熱を発生させるため、冷却用の
生理食塩水を同時に放出する仕組みに
なっています。
剪除法/反転剪除法と同様に、臭いの原因で
あるアポクリン汗腺は毛と一体化しているため、
アポクリン汗腺を取り除く場合は、脱毛効果も
期待できます。
ただし、医師が直接自分の目で確認しながら
の作業ではないため、一部取り残しが起こる
場合もあります。
腋毛(脇の毛)は、雑菌を繁殖させる原因となります。
ローラー法/シェービング法によって脇の毛を軽減させることにより、
さらに臭いを抑える効果を発揮しています。
術後の回復を早めるため、患部を2~3日程度圧迫します。
これによって、術後の回復を効果的に早めています。