わきが治療診療所|ワキガ多汗症の無料相談

私はわきがでした。今まで好きになった人も何人かいましたが、
「わきがだからきっとフラれるに決まっている」と思っていました。
そんな私に大きな転機が突然やってきました。

大学に入学したとき、「ウチのサークルにおいでよ！」と誘ってくれた
先輩がいました。
まだ友達もいなかったので、一応参加してみました。
それでも私は自分がわきがだから、バレるのがイヤで、
加入当初はサークルの集まりにもあまり参加をしませんでした。

そんなある日、校内でサークルに誘ってくれた先輩とすれ違う時、
「どうしたの？最近来ないね？？忙しい？？」と声をかけられました。
私は「そうなんです。
最近ちょっとバイトが忙しくて…」としてもいないアルバイトをいいわけにしました。
先輩は「じゃあ、メールアドレス教えてよ！
今度イベントがある時はもっと前もって直接言うからさ！」と言ってくれました。
私は申し訳ないのと、異性に親切にされる嬉しさで少し恥ずかしくなりましたが、
メールを交換しました。

でも、その日から先輩のことを凄く意識をしてしまい、意識すればするほど
わきがのことがバレるのが怖くなりました。
それでも先輩はこまめにメールをくれます。
最初はうれしかったメールですが、段々と嘘をついているのがつらくなり、
いつしかメール自体が重荷に感じてきてしまいました。

ある日、我慢できなくなった私は「なんでこんなに私のことを誘って
くれんですか？」と聞きました。
すると、その先輩は「○○のことが好きだからだよ。
最初はカワイイなと思ってサークルに誘っただけだったけど、
段々もっと○○のことが知りたくなって、気が付いたら好きになっていた」と
言ってくれました。
私も先輩のことが好きだったので、「でも私、実は…」と思いきって
カミングアウトをしました。
そうすると先輩は「そんなの関係無いよ！」と言ってくれて、
うれしさのあまり思わず涙が出ました。

でも、もし周りから「あいつの彼女、実はわきがだよ。」とか、
陰で言われたらどうしよう…とか色々と考えてしまいました。
そこで、大好きな先輩のために思い切って手術を受けようと思いました。
自分のためだとふんぎれなかったのが、不思議と大好きな人のためだと
頑張れました。

今も先輩とは仲良く過ごしています。
もっと早く治療をしていればよかったと思う今日この頃です。