いままでずっとわきがで悩んでいました。
自分で言うのもなんですが、比較的明るい性格で友人にも恵まれて、
幸い「臭い」と言われたことはありませんでした。
でも臭いのことは誰よりも自分で分かっていました。
なので常に制汗スプレーで臭いをごまかしていました。
そんな私ですが、唯一の楽しみが「おしゃれをすること」でした。
その洋服・ファッション好きが高じて、アパレルの店員になりたいと思い、
面接を受けました。
「制汗スプレーを使えば接客も平気だろう」と思っていました。
企業の面接があったのは7月。
梅雨も終わりかけの時だったのですが、筆記試験には合格していよいよ夢まで
最終面接を残すのみ!
だったのですが、わきがのおかげで希望が悲劇に変わりました。
当日は少し早く着くつもりが、思ったより時間がなく駅に着いてからも
ダッシュで会場に向かいました。
またそんな日に限って蒸し暑く、思いっきり汗をかいてギリギリに会場入りし
順番を待っている時、時間に間に合うことに夢中で、
頼みの綱の制汗スプレーを使うことを忘れていることに気が付きました。
ただでさえ面接で緊張をしているのに、蒸し暑さと駅からのダッシュで
尋常じゃない程汗をかいているのが自分でもわかりました。
いざ面接が始まっても、臭いなどが気になり思ったことが話せませんでした。
結果は不合格。それ以来、面接のたび順番待ちの間に緊張し汗をかいてしまい、
入室前にスプレーを使うことできず、「臭っているんじゃないか?」と気になって
しまい、自分の思ったことなどが話せない状態で面接に落ち続けました。
そこで「このままではダメだ」と思い、ついに思い切って手術を受けました。
治療に対する不安感はありましたが、「これでわきがから解放される!」と
思うと、不安の中にも楽しみがありました。
治療を受けた今では、念願だったアパレルの店員として正社員には
なれなかったけど、アルバイトとして働いています。
そして大学を卒業してから2年間、ようやく正社員として登用してもらえることに
なりました。
最初から手術をしておけばよかった!とも思いますが、
とにかく治療を受けて良かったです。
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